ANA へたくそなプレスリリース
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重要な経営課題とやら
ANAは16日午前、「重要な経営課題」に関して午後に会見すると発表。それまで前日比プラス圏で推移していたANAHD株は、発表を受けて一時同7.2%まで下落した。
「重要な経営課題」と聞いて悪いイメージしか持たれないというのがいかにも日本の市場らしい。それにしても7%下落は幅が大きすぎるだろう。東芝の株なんてさほど下落していないのに。
「会見の内容は当社の重要な子会社である全日本空輸株式会社における代表取締役の異動に関するもの」と追加で発表。同社株の16日の終値は1.2%安の324.5円だった。
トータルでは1%程度しか変動していない。売られたものの、あえて買い直しはしなかった層がいただけでマイナスの人事とはとらえられていないのだろう。
それなら最初から社長交代の発表だと伝えるか、それが嫌なら「人事関連の会見をします」と書けばよい話だ。
株主を大切にしろ、株式会社だろ?
つまらないところで株価を下落させる日本の企業は、もう少し自社の株主を大切にしたほうがいい。株主が大切にされない状態では貯蓄から投資も糞もない。