アスクルの倉庫で火事
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記事に見どころは特にない
火事があったという事実を伝えているだけの短い記事。こういう記事は時間あたりに得られる情報量が多いから嫌いではないが。
ブランドの棄損
火事にあって被害を受けたとしても、実際に被害額を補てんするのは損害保険会社の役目であろう。直接的な損失は少ないはずだ。
あまり知られていないが、Amazonは倉庫を持たない中小メーカーに対して「出品するなら倉庫を貸してやる」と言って営業をしている。デメリットがほとんどないからAmazonに出品する。Amazonは利益を得てさらに倉庫を拡大する。Amazonはこれを繰り返して巨大化している企業だ。
こういった火災があるとアクスルは同じビジネスをしづらくなる。直接的な損失がないからといって危機管理を怠ってはならない。
保険のビジネス
今回の火災で保険会社はいくらかの保険金を支払わなければならなくなった。
保険会社は、大量のリスクを引き受けて分散させることで、安定した収益をあげるというビジネスモデルだ。リスクをとっているようでほとんどリスクをとっていない理想的なビジネスだといえる。
しかし、きわめて大きな自然災害などが発生すると、保険料を貫通して赤字になったりする。そのときに保険会社の社員がどう感じているかというと「損失は出たが、顧客が泣いて喜んでくれた。この仕事をしていてよかったと思う。」だそうだ。
仕事におけるやりがいは大切だ。やりがいがあると気力が上がって生産性も上がる。生産性があがれば成果が出る。もっとやりがいを感じる。こういった好循環が生まれる。
やりがいのない仕事は逆の悪循環にぶつかる。生産性の低い労働者は、自分からやりがいを探しに行くくらいの勢いを持つべきだ。