貧乏人の飲み屋 ワタミvs鳥貴族
ニュース
鳥貴族がなぜ強いのか
なにしろ客単価2000円台で本気飲み・本気食いができるのは驚異です。とても勝てないですよ。それゆえ当チェーンでは客単価2000円台の業態は捨てて、客単価2500円以上の新業態を開発し、生き残りを模索するより仕方ないと考えています
と同業から言われるレベル。要するに安いのが強み。「とても勝てないですよ」と言ってしまう同業は競争する気がないのか。
鳥貴族は誰が使うのか
ふつうのビジネスマンが使う。安いから。外資系企業の高給取りも、大学の同期と飲みに行くときには使う。何と言っても相手が高給とはかぎらない。
むろん稼いでる人同士だと高い店に行きがちではあるが、それは品質を求めているからであって高いのを好んでいるからではない。そして高給取りはケチが多いから安い店も使う。成金や資産家なら知らない。
つまり、客単価2,500円以上の新業態など虚構。記事中の同業他社とやらは何を考えているのかわからない。
ワタミってなんだっけ
ワタミは高いから使わないのではない。そもそも行かないから価格帯をよく知らない。
何ならブラック企業というイメージを払拭するために店名を変えたりしているからもはやどれがワタミかわからない。店名がわからないから能動的に使うインセンティブがない。たまたま近くを通ったという客しか取れなくなって、完全にブランディングの失敗。
低価格帯飲み屋のトレンド
日高屋で飲めば3桁円台。私は利用しないが、業績好調な企業としては名前がよく上がる。「ちょい飲み」というのが一部の低所得者層には刺さっているらしい。
吉野家も真似をして導入しているらしい。吉野家のほうが先かもしれないが詳しいことは知らない。日高屋のほうが成功しているという印象はある。