ゴールドマンがIBDにリストラ勧告
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ボーナスなし=リストラ勧告
資本が十分あり利益を出している金融機関のバンカーやトレーダーにとって、ボーナスがないというのは通常、不要な人材であり転職を模索した方がよいことを強くほのめかす事態だ。
これは優しい部類で、マーケットサイドはその場で首になることも珍しくない。
確実なリストラ勧告は香港への転属で、解雇規制の厳しい日本から解雇規制のない香港に異動されたのちにリストラにする方法だ。
業績好調でもクビ
買収・合併助言や証券引き受けを手掛けるバンカー約100人に、2016年のボーナスを支給しなかった
買収合併や引受というのは、いわゆる投資銀行部門(IBD)と資本市場部(キャピタルマーケッツ)を指す。これらの部門はアナリストやトレーダーほどすぐにはリストラにならないが、ストック型ビジネスだから成長しそうにない人材は早めにリストラして人員を入れ替えたほうがいい。
時価総額最高値を更新したゴールドマンだからこそ強気に人員を切れるともいえる。どの地域から人を減らすのかは知らないが、ゴールドマン勤務の知り合いは多いので今度ボーナス額を聞いてやろう。
浮気をする人が浮気をやめない理由
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不倫の話を扱ってしまう経済誌
不倫をやめない妻との修復を今でも望んでいますが、不倫も“プライバシーの尊重”として、放っておかなければならないのでしょうか。
なぜ不倫をするのか
外資系企業界隈は浮気性の人が多い。これは紛れもない事実。日本の企業の平均と比べて何倍も浮気・不倫をしているだろう。
なぜ不倫をするのかというと頭のネジが外れているから。高い能力持って責任のある仕事を担い、高い給与を得るハイスペックさと引き換えに、どこかしらネジのとんだやつが多いのだ。仕方がないことだと思ったほうがいい。
日本の企業中にはあまたも悪いし仕事もできないのに頭のネジが外れているやつがいる。順序はどちらが先がわからないが。
不倫をする人は不倫をやめない
不倫をしない人は不倫をしたいと思っていない。私は未婚だから浮気といったほうが適切だが、浮気をしたいと思わない。だから1度もしない。
不倫をするやつは不倫をしていないときでも「不倫をしたいけど我慢している」という状態だからきっかけさえあれば何度でも不倫をする。
生まれ持った発想の違いだから仕方がないことだ。理解できないならさっさと「損切り」をすべきだ。
ソフトバンクがファンドを買収
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ソフトバンクの買収戦略
良さげなものを高く買うというのがソフトバンクの基本戦略。誰も買いたがらない。
この分野の専門家である証券マンたちにはとうてい理解されない戦術。わざわざ高い買い物をしてリスクをとっている割には大して利益を生まないからだ。
金融の世界の基本はハイリスク・ハイリターン/ローリスク・ローリターン。ソフトバンクはローリターンのためにハイリターンをとっているから頭が悪いとしか思えない。
リスクを考えずに「リターンが出ている」として評価するような層は経済がわからないと言っているようなもの。わからないから悪いというわけではないが。
フォートレス・インベストメントは高いのか
孫氏は13日のフォートレス終値に約39%のプレミアムを付けたたが、PERにすると10倍をわずかに下回る水準。
ロイターは素人向けメディアでないから構わないが、こういう説明不足な記事が多いのがメディアの欠点。朝日新聞あたりでは記者が理解していないから仕方ないケースもあるだろう。
株価100円のものを139円で買ったらプレミアム39%になる。100円で買いたい人はいくらでもいるし、110円くらいでも買いたい人はいるかもしれないから、全株式をほしいなら130円ほどは出さないといけない。ARM買収時のプレミアムは49%。低くはないがソフトバンクにしては控えめのプレミアム。
PERは要するに、利益の何倍の株価かを表す指標。PERが1倍なら株価と同じだけの利益が毎年生まれる。100万円出資すれば次の年に100万円稼げるようなもの。PER10倍だから10年かければ出資額を回収できるようなもの。
「ようなもの」ってのは実際にはそうでないからだが詳しく知りたい人は金融の本でも読めばよろしい。PERの相場は業界にもよるが15~20倍。
お買い得なんじゃないの?
PER8倍やそこらの優良企業が放置されているんだったら買いたければ買えばいい。
買ってみて実は優良企業ではありませんでした、というなら残念だったという話。
芸能事務所の給与体系
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芸能人の給与はいくらか
「月に31日間働いていても月給5万円で残業代ゼロ。深夜早朝でも送り迎えがなかった」、事務所「そういう時期もあったが、住居費、食費、交通費は与えていた。売れてからは仕事に見合った高額な報酬を与えている」
交通費はともかくとして住居費と食費は給与みたいなもんだろう。家賃を月10万円、食費を1日2,000円と換算すれば月給21万円。嘆くほどのものではない。
アップサイドのある職業の若手がこれに文句を言っていたら、昇給が見込めない低賃金労働者がなんて思うだろうか。
芸能人はアメリカ型の給与体系
よくいわれるやつ。縦軸が給与、横軸が成果。
日本型
日本型の給与体系は成果ゼロでも給与がもらえるが、成果を多く出してもさほど伸びない。失敗しないことのほうが大事。
アメリカ型
アメリカ型の給与体系では成果ゼロは給与ゼロだが、失敗へのペナルティは少ない。大きな成果は莫大な富に変換される。
理想的な給与体系を目指すなら起業しろ
私はいまの職場で十分妥当な評価をされているから不満はないが、不満があるなら起業しろ。資本金がないならせめて転職しろ。
行動せずに文句だけ言うのはあまりにもみっともない。
痴漢冤罪の保険
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斬新だが有用な保険
「痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険」という商品で、月額590円を支払うと、事件発生後48時間以内(対象外の時間帯あり)に限り、無料で弁護士への相談・接見ができる。
私の話をするなら、そもそも終電で帰れることがほぼないので電車の話という時点で無関係。周囲はみな徒歩通勤かタクシー通勤。
しかしこの保険はなかなかに面白いと感じる。本当か嘘かは知らないが、痴漢で有罪判決を受けた人の3~4割は冤罪だといわれているらしいので、こういったサービスがあると大幅に有罪判決の件数が減りそうだ。
掛け捨て保険
ただし、少額短期保険にはいくつかデメリットもある。まず、保険料掛け捨ての商品しか存在しない点。掛け捨てに拒否感のある人には、そもそも不向きと言える。
1%の確率で10,000円失うのと、100%の確率で100円失うのだとどちらを選ぶかという話。0.01%の確率で100万円失うのと、100%の確率で100円失うので、と言っても同じ話だ。
実際の保険は、わずかな確率で数千万円失うのと、月1,000円払うのとどちらが良いのかという選択を迫られている。致命傷さえ負わなければ怪我をしても生きていけるように、たいていの人においては、巨額な出費の可能性をゼロにするためにコンスタントに出費をすべきケースが多い。
こういう仕組みにもかかわらず、「保険をかけても得をしないから入るべきではない」とアホなことをいう人が少なくない。保険をかけて得をするんだったら保険会社は全部倒産しているだろうに。
保険会社が成り立つことは、多少損をしてでも大きなリスクを避けたいという人がふつうだということを示唆しているはずだ。
モラルハザード
自動車保険に入っているから荒い運転をしても大丈夫、といった間抜けな発想のことをモラルハザードと呼ぶ。
保険会社は損をするので、モラルハザードの対策として「大事故でないと保険は適用されません。小規模な事故は自分で何とかしてください。」という。
これに対して腹を立てる消費者がいるのだが、そういう人はこの仕組みによって誰がどんな得をしているのかを考えたほうがいい。
就活に失敗した人が社会人になってからも就活を続けている
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第二新卒って何
明確な定義はありませんが「新卒で入社して3年未満の求職者」という意味あい
就活失敗組のリベンジ
あなたの希望する会社の求人はありません。それよりも、ベンチャー企業に転職する気はありませんか?
キャリアアドバイザー(要するに転職エージェント)に相談すると上のように回答される。転職の多い業界に在籍しているとよく聞く話。ボランティアじゃないんだから当然だろう。
そもそも就活をまじめにやらなかった自分が悪い。後悔だかなんだか知らないが、社会人になって就活の失敗を引きずっている時点で能力は知れている。
短期間でも社会人経験がある→イチから育成する手間が少ない人材
とはいうものの、優秀な学生は起業してたりスタートアップで働いていたりするから、結局「イチから」は育成する必要はない。採用人数を絞っている外資系企業は典型的にそういった層を採用するから育成はしない。
うちの会社を含めて「新卒採用に力を入れています」といっている企業であっても、そもそも社内に新卒の学生を育てる仕組みがない。だから自走できないやつはいらない。
第二新卒はいけないのか
転職したければ勝手にすればいい。転職のハードルが高いと思っているやつは、ようするに学生と同じマインドセットで、既卒採用市場で戦える自信がないやつだけ。まずは半年くらい死ぬ気で仕事をやって成果を出してから考えればいい。
貧乏人の飲み屋 ワタミvs鳥貴族
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鳥貴族がなぜ強いのか
なにしろ客単価2000円台で本気飲み・本気食いができるのは驚異です。とても勝てないですよ。それゆえ当チェーンでは客単価2000円台の業態は捨てて、客単価2500円以上の新業態を開発し、生き残りを模索するより仕方ないと考えています
と同業から言われるレベル。要するに安いのが強み。「とても勝てないですよ」と言ってしまう同業は競争する気がないのか。
鳥貴族は誰が使うのか
ふつうのビジネスマンが使う。安いから。外資系企業の高給取りも、大学の同期と飲みに行くときには使う。何と言っても相手が高給とはかぎらない。
むろん稼いでる人同士だと高い店に行きがちではあるが、それは品質を求めているからであって高いのを好んでいるからではない。そして高給取りはケチが多いから安い店も使う。成金や資産家なら知らない。
つまり、客単価2,500円以上の新業態など虚構。記事中の同業他社とやらは何を考えているのかわからない。
ワタミってなんだっけ
ワタミは高いから使わないのではない。そもそも行かないから価格帯をよく知らない。
何ならブラック企業というイメージを払拭するために店名を変えたりしているからもはやどれがワタミかわからない。店名がわからないから能動的に使うインセンティブがない。たまたま近くを通ったという客しか取れなくなって、完全にブランディングの失敗。
低価格帯飲み屋のトレンド
日高屋で飲めば3桁円台。私は利用しないが、業績好調な企業としては名前がよく上がる。「ちょい飲み」というのが一部の低所得者層には刺さっているらしい。
吉野家も真似をして導入しているらしい。吉野家のほうが先かもしれないが詳しいことは知らない。日高屋のほうが成功しているという印象はある。